五頭山塊 大荒川 ハナノ木沢 沢遡行 個人山行

 お楽しみの始まり ヘツリも楽しく
   
 涼しい廊下を進んで  ホールドは浅く外傾してスタンスも滑る 
   
 ハナノ木沢入り口  大きく明るいナメ
   
 大ナメの中段まではグイグイ登れるけれどその上は右岸に逃げた  中段から上はホールド・スタンス共に乏しくリスもない。んで右岸側へ
   
 最上部へは左岸を登った  あとは、小滝が連続していた
   
 水量が減ってきました  このナメで実質的にはお終い。水源が湧き水なのでとても冷たい
   

 ここにも写真があるでよ


遡行日 平成23年7月17日(日)
天 候  晴
気 温  07:00〜17:00 26.3℃〜34.1℃
気象データ 新潟市新津

装備
沢シューズ、スパッツ、ヘルメット、手袋、ロープ、ハンマー、ピトン、スリング類、カラビナ、確保器、エイト環
参加者
DAE(坂場)さん、渡部君、新井田君、LTQ(全員 下越山岳会)


06:00 待ち合わせ場所に集合
07:05 駐車場発
07:30 堰堤より入渓
10:55 ハナノ木沢出合
11:48 40mの大ナメ。
13:53 大日清水に出る 遡行終了 大休止 食事
14:42 大日清水発
15:11 五頭山 本峰
15:52 五ノ峰
16:05 赤安の分岐   赤安の分岐〜赤安山の下方まで藪が伸びていてファミリー登山向けではない状態 登山道下部は問題なし
17:11 下山


概要
前の週、鍋鉄君(渡部)から電話を貰い、DAEさんと沢に行くのでいかがでしょうか?とのこと。ボクも今年はまだだったので有難く参加させて貰う事とした。
先週も石転ビ〜梶川尾根に同行して貰った新井田君に沢道具、ガチャ類はボクのものを新井田君に貸すので同行しないか?とお誘いしたところ、参加する
とのこと。
沢登りは初めてという、鍋鉄君、新井田君にベテランのDAEさんにボクというメンバーでDAEさんの選定でハナノキ沢となった。



記録
例年になく、早い梅雨明け後、連日暑い日が続いている。こんな夏は沢登りが楽しい。
初の沢登りとなる、鍋鉄君は昨年足首をケガをしてから荷物を背負っての歩きが久しぶりだけど登攀力はあるので沢が初めてとはいえそこそこ登れるだろう。
今年入会の新井田君も体力的にも充分で身が軽そうなので向いているのかな?そんな印象。
駐車場から松平山への登山道を送り、大荒川沿いに進む。カシナガによるナラ枯れの影響か倒木が増えていて、踏み跡も歩き難い。大荒川水系に入渓する
には、この踏み跡を辿るのだが、入渓者があまり多くないのか藪化が進んでいて、以前来た時より悪くなっていた。

汗をかきつつ、堰堤に着く。堰堤から入渓となるが一休みする。
大荒川の本流を遡行していくけれど、1か所高巻きで上に上がり過ぎて良い降り口が見つからず懸垂で降りた。
1個所登れない連瀑では少し戻り、滑り易いヒドを詰めていくと、途中から三打のフィックスロープがあった・・・・このロープも何だか記憶がある。

そんなこんな楽しみながら大荒川を遡行して、途中、コクラ沢の出合、スグノ沢の出合を送り、右岸から入って来るハナノ木沢の出合に着く。
ハナノ木沢に入り僅かに進んだところで左岸に巻いたところ、降り口に良い所、ブッシュが無くて少々長めにヘツリここでも、ロープで沢床に降りた。結果論
的には左岸が正解だったかもしれない。

僅かに進むと、流木だらけの広場に大きなナメ滝が眼の前に現れた。直登出来るか?下からは判然としないものの中段から上は岩の感じからリスの乏しい
テロテロに磨かれた感じだ。
下部はグイグイ気持良く登れるものの、やはり中段は厳しい。右岸を小さく巻いて落ち口に降りる。今度は左岸側を藪と水流のコンタクトラインを登り上部に
抜けた。ここから先は、大きな滝もなく、ナメの小滝が連続している。ドンドン登って行くと右手から10m程の苔の生えた岩に冷たい水がサワサワと
流れている。これを登ると水の冷たさに驚く。水源が近いことを予感させる。僅かに進むと大日清水に出た。

ここで沢遡行は終了。
大休止し、ユックリと食事を摂る。少し高巻きで失敗というか、右岸左岸どちらからでも巻けそうなところで、裏を喰った感じの高巻きが印象に残ったものの
ハナノ木沢そのものは、ナメの小滝が多い沢で、40mのナメの大滝でもなかったらあまり、印象に残らないかもしれない。

今年の沢1本目としては軽めで良かったかなぁ。
初めての沢登りだった2名の方はいかがだったでしょうか?高巻きも慣れないと、辛いし怖いし鬱陶しいものです。
ある程度は、慣れだと思いますし、要領の善し悪しもかなり体力の温存に影響すると思います。
少し慣れて、要領がよくなると楽になってくると思います。



メモ
大休止したのち、大日清水から五頭山の本峰を経て一ノ峰、三ノ峰、五ノ峰を通過して赤安山の分岐で赤安山に向かう。このコースの上部〜赤安山
のやや下方まで刈払いが数年行われていないのか?通過登山者が少ないためか藪が伸びている。
コースの下部は良く整備されているけれど、藪の部分は子ども連れの様なファミリー登山ではどうかな?子どもの背丈では藪で可哀そうだな。
そんな印象だった





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